夜勤がつらい看護師さんに贈る7つの対処法
夜勤がつらい看護師さんは多いです。
夜勤入りに、「まだ明るいのに、また明るくなるまでここにいなきゃいけないなんて・・・」と感傷に浸ってみたり、夜勤にノってきた夜8時ごろになると、「ああ、今ごろ家に入ればのんびりテレビでも観てるのに」とふと悲しくなったり、夜勤も佳境に入る午前2時ごろにようやく座ろうと思ったら、患者の不穏が始まってみたり。
疲れと眠気と不測の事態と闘いながら夜勤をこなす日々。ここでは夜勤がつらい看護師さんの為に夜勤を少し楽にする7つの秘策をお伝えします。
夜勤がつらい看護師さんはぜひご覧ください。
目次
無いと思うな不測の事態
「今日の夜勤は落ち着いてるね」なんてフラグ、立ててしまったことありませんか?
それ言っちゃダメ!と周囲にたしなめられたものの、直後に鳴る緊急入院の電話、カテーテル自己抜去、不穏の転倒、起こる起こる不測の事態のオンパレード。
夜勤は落ち着いているのがいいのはヤマヤマですが、落ち着いていることを期待してはいけません。常に、次の瞬間には向こう2時間かかるような事件が起こる!という気持ちで夜勤業務に取り組みましょう。
「落ち着いているから大丈夫だろう」の気持ちは、無意識に業務を遅らせます。それでなくても少し残業になるのに、たまった業務の上に不測の事態が起こった日には、業務崩壊です。落ち着いてると思っていた分、精神的なショックも2倍。
「何かが起こるかもしれない」という気持ちで働くことは適度な緊張感となり、業務を順序良くこなすことができるようになります。「すぐ終わるからあとでやれば大丈夫」を「すぐ終わるから今やっておこう」に変えるだけで、業務がぐっとはかどるはず。その分、残業も減ります。
嫌いなメンツはじゃがいもだ
看護師の夜勤でつらいのは、嫌いな人と何時間も一緒にいなければいけないことです。
日勤より人数の少ない中で自分を無視してくる先輩、態度のデカい後輩、イヤミばかり言う同期、看護師社会での人間関係は味方と敵の両極端です。
ぎりぎりのシフトであるからには、嫌いな人との夜勤を避けることもできません。
そんな時は、相手をじゃがいもだと思うことにしましょう。
看護師の仕事は基本、個人プレーです。自分がやることさえしっかりやってしまえば、相手と関わる必要はないのです。「全然手伝ってくれなかった」「一緒だとやりづらい」そんな影口は「なんぼのもんじゃい。お互い様じゃ!」の意気です。
ただし、情報の共有はしっかりしましょうね。
「あの患者さんは転びやすいので、抑制をしっかりしています。」
「21時ごろに処置が重なっているので、その時間帯にほかの処置は避けたいです。」
相手に何も期待せず、事実をありのままに伝えましょう。それすら怠ってしまうと、事故につながってしまいます。
仕事に必要なことだけ淡々と伝える、それさえしておけば相手にも「あ、こいつ仕事はするけど、それ以上関わるつもりないな」ということが伝わり、お互い当たらず触らず、害のない距離感が保てることでしょう。
ミスを恐れるなら手間をいとうな
夜勤中に怖いのはミスです。夜勤で疲れてウトウトしていると、いろんな判断があいまいになりがちです。とりあえず手についた仕事を順番にやっているけれど、振り返って確認するのも面倒くさい、という気持ちになってしまいます。
そんな時こそ、それまでやったことの一斉点検をしましょう。
点滴の滴下は合っているかラウンドで確認する、今までの業務でオチがないか、スケジュールをもう一度確認する、不整脈のあの人のモニターアラームの設定が適正かを確認する。「あ、そういえば」と思った時におろそかにせず、すぐに確認することで事後のミスを防ぎます。
その時に立ち上がって確認に行くのも面倒ですが、実際にミスになってしまえば、手間はその数倍です。「なんだかわかんないけど、疲れてるからいいや。大丈夫だろう」と思わずに、疲れているからこそ、確実に確認作業をしていきましょう。
夜勤中の仮眠は量より質
仮眠休憩に入ると、1分でも長く仮眠をとろうとしがちです。ですが、人間の睡眠はだいたい90分サイクル。スッキリ寝て、スッキリ目覚めるには最低そのぐらいの時間が必要、ということです。
夜勤中の休憩で90分たっぷり寝られることはまずありません。ということは、睡眠の量が無理なら、睡眠の質を確保することが大切なのです。夜勤の仮眠というと、明るい休憩室で椅子に座ったまま、なんて人も多いと思います。それでは、身体はちっとも休めていません。
夜勤の仮眠では、「暗くして一人きりで身体を伸ばせる環境」を探しましょう。仮眠室なんて望めない環境が多いのが病棟夜勤の現実ですが、休憩室の椅子を並べたり、暗くしたり、出来ることを探してみましょう。
実際、30分の仮眠でも一瞬深く眠ることができれば、眠ったか眠っていないかわからないような1時間の仮眠よりずっとスッキリできます。
夜勤がつらい看護師さんは例え20〜30分でも横になって仮眠をとるようにしてみてください。
理想は、数時間おきに少しの休憩と仮眠が取れれば一番良いのですが、そうもいきません。過酷な夜勤業務中の貴重な仮眠は、出来るだけ深く眠れるように環境を整えましょう。
夜勤入りの睡眠は睡眠と思うな
「これから夜勤だから、しっかり眠っておこう!」と思うほど、眠れませんよね。逆に眠れないことがストレスになって、夜勤に向かう頃にはぐったりしている、ということもあると思います。
人間は寝だめができない生き物なので、夜勤入りに昼過ぎまで頑固に寝ていても、夜勤中の眠気が楽になる、とは限りません。ずっと寝ていることにこだわらなくても、リラックスして過ごすことが大切なのです。
仕事前ということもあり、本当にリラックスするのは難しいかもしれませんが、ぼんやりテレビを見てみたり、寝転がってケータイゲームをしてみたり、そんな時間も立派に仕事への英気を養っているといえます。
夜勤がつらい看護師さんは仕事への残り時間を考えると憂鬱になってしまうのは仕方ありませんが、眠ることばかりにこだわらず、好きに過ごす方向にシフトしてみてはどうでしょうか。
夜勤明けはさっさと帰ろう
夜勤中どんなにつらくても、いや、夜勤がつらかったからこそ、夜勤明けの解放感はたまりません。「やっと帰れる!自由だ!」そう思う気持ちが先走り、ついつい街中をブラついてみたり、休憩室で長時間お喋りをしてしまったり、という経験は誰でもあると思います。
けれどそうしている間にも、身体は消耗しています。夜勤明けはなるべく早く家に帰って、ゆっくり体を休めることをお勧めします。
とはいえ、夜勤で帰っても身体は汗まみれだし、ていうかよくわかんないモノも多分たくさんついてるし、ゆっくりなんて休めない、という人も多いです。
身体が汚いからゆっくりなんて休めない、このまま布団なんて入れない、でも「シャワーまでの道のりが遠い・・・」という意見もよく聞きます。
夜勤明け、帰って靴を脱いだらそのままシャワーに直行、というのはどうでしょうか?ソファーへの誘惑を断ち切って、明けビールへの欲求も抑えつけて、最後の業務だと思ってシャワーで身を清めましょう。
身体さえきれいになってしまえば、あとはどこで寝てしまっても大丈夫。むしろ、身体の方も安心して休息の体勢が整います。
それで数時間寝たら、あとは起きてゆっくり過ごしましょう。そこで夕方や夜まで寝てしまうと、またサイクルが狂ったまま夜が眠れなくなってしまいます。
夜勤がつらい看護師さんは夜勤明けは早めに休んで、身体を通常のサイクルに戻すことが大切です。
まとめ
看護師夜勤のつらさを緩和する6つの方法、いかがでしたか?
あれ、1つ足りませんか?
最後の一つは私個人のとっておき、「夜勤を辞める」です!
妊娠適齢期の女性が、身を粉にして夜勤なんてしてはいけません。身体を痛めつけるだけです。私自身、病棟業務から出産を経て今は外来業務をしていますが、どちらも経験した今では「病棟業務は損するだけ!」と思っています。
病棟業務をしていたころは「外来の看護なんて鼻くそみたいな仕事」と思っていましたが、やってみればなかなか楽しいですし、夜勤が無いので身体がとってもラクなんです。病棟の業務は心身を消耗しますが、それに見合う対価は全く得られていなかったと感じます。
看護師の仕事は本来とてもフレキシブルな仕事で、いろいろな業務を選べるはずなんです。夜勤がつらい看護師さんは病棟看護にこだわらず、夜勤の無い職場に転職するのが一番ではないでしょうか。
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